開塾45年 中学生専門 髙木学習塾

こんにちは、井上です。ついにロシアがウクライナを攻撃し始めました。私はどちらかと言うとニュースには疎いほうです。今回の出来事に関しても、歴史的な流れや各国の利害関係や動きなどをよくわかっていませんでした。しかし、自分が日本という平和極まりない国でぬくぬくと生きるこの時代に、あの、教科書で習うような非現実的で非道な戦争が起ころうとしている(起こっている)ことに驚きと悲痛さを感じ、インターネットで自分なりに調べてみました。無知で検討はずれな見解でお叱りを受けるかもしれませんが、いろいろな記事を読んでいて、ある一つの自分勝手で思いやりも意思もない家族(比喩)が思い浮かびました。父親も母親もどちらも正反対の意見を持っていて、子供の幸せではなく自分たちの利益のために子供を思い通りにしたがっている。私はここまでは想像していたので、子供(ウクライナ)が一方的に被害者だと思っていました。いいように両親に扱われている、と。しかし事態はそう単純ではなさそうです。子供自身の意思がどっちつかずなようです。父親派なのか母親派なのか、子供自身が自分の立場を決められていない。あるときは父親派のリーダーが立ち、あるときは母親派のリーダーが立つ。記事を読んだ私の感想は、登場人物全員がよくない、というものでした。そして、唯一の被害者は、どちら派なんて程遠い場所で生活する、平和で当たり前の生活を望む国民だと思いました。それはウクライナ人もロシア人も含めた世界中のごく普通の国民たちのことです。政治は国民を支えるためのものですが、その政治と一部の過激な国民が、一般国民を蔑ろにして迷走しているように感じました。もう一度断っておきますが、これはあくまでも少し調べただけの淡い知識によるものであり、何かを強く主張するものではありませんし、それだけの根拠も自信もありません。今後いろいろな情報や知識を得ていく中で考えは変わるかもしれませんし、ここに書いた内容を反省しなければならない時が来るかもしれません。ですから、もちろんこんな浅はかな知識しかない私が、ロシアやアメリカ、ヨーロッパ、ウクライナの批判等をしたいがために書いているわけではありません。ただ単純に、調べて自分の意見を持つことを止められなかったのです。こんな自発的で積極的な気持ちは東日本大震災の時以来です。この状況で私たち日本人には何ができるのか。私はマララ・ユスフザイさんやセヴァン・カリス・スズキさんのように平和や教育に対して実行力や勇気を持っていません。信念はありますが、それを実行するにはあまりにも臆病で保守的です。明日になれば、自分の仕事や生徒たちのことで頭がいっぱいになり、テスト対策や受験指導を行うでしょう。しかし、私には、私のできることを信念を持って全力ですることしかできません。それが私の生きる使命だと思っているからです。ウクライナがロシアに攻撃されて胸を痛めたとしても、講師は生徒の学習指導を、受験生は受験勉強を、公務員は公務を、銀行員は銀行業務を、お笑い芸人はお笑いを、保護者は家庭の支えを、それぞれ全力でするしかありません。それが人それぞれの使命であり人生だからです。しかし、その人生のほんの数パーセントでも、ロシアやウクライナに時間を割くことはできないのでしょうか？調べる時間、考える時間、祈る時間、何か少しでも「思い考える」ことは無意味なことでしょうか？この思いや考えはきっと人生の貴重な「経験」として後に生きると思うのは身勝手なのでしょうか？こんな公の場にこんなことを書くことは間違ったことなのかもしれませんが、私はどんな立場にある人であっても、利益のためではなく、彼らのために何かを考えてほしいと思います。そして何か些細なことであっても行動できることがあればしてほしいと思います。新型コロナウイルス、戦争、世界は今あまりにも非現実的な状況に立たされています。不謹慎な表現になるかもしれませんが、こんな稀有な時代に生きる経験はなかなかできません。今、考えることが必要な時だと、私は思います。乱文失礼しました。