反省の半生

2021.11.04 ブログ


こんにちは、井上です。すごくお久しぶりです。もう更新せんのか、と見放されているかもしれませんが、どうか今年度はご容赦ください…きっと来年度は月1回くらいは更新できているはずです。(それで月1回かよ…って…あぁ…その言葉が痛い…)

おふざけが過ぎました。
実は忙しかったこともあるのですが、一つ大きな失敗をしてしまいました。そのことでひどく悩んでいて、ブログを更新する心の余裕がなかったのが本当のところです。まだ解決したわけではありませんが、今回の失敗を受け止めて、反省し、今後どうすれば同じことが繰り返されないのかと、ずっとずっと考えていました。そしてようやく自分の中で一つの「(答えになりきれていない)答えのようなもの」を掴んだので、そろそろブログを更新しないとなとPCと向き合っているわけです。
今回の「答えのようなもの」を得るきっかけになった言葉を二つ紹介しておきます。
一つは、「わからないことが多い。無理にわかろうとしない方がいい。わからないことはわからないでいいと思っている。無理してわかろうとすると、間違った答えを出してしまう。」
もう一つは、「人間がいくら焚き木をくべても豆は豆の時間でしか煮えない。」
どちらもネット上でたまたま見つけたものです。前者は私の短所を的確にとらえた言葉だと思い、以前、携帯電話に保存していたのですが、今回のことで実践できていなかったことに気づかされました。
後者も保存していたものですが、アフリカのことわざのようです。すべての人間関係にあてはまるいい言葉だと思います。しかし、これを安易に「放任主義」と混合させてはいけないと思います。「豆」には、必要以上の「焚き木」はためにはなりませんが、必要な量の「焚き木」はくべてあげないといけません。その分量の加減が難しいようです、私には。好きなコミックに出てくるセリフに「大事なのは、自分の感情を否定することではなく、それを超える大人の知恵を探すこと」というものがあります。抜群に英語を教えるのがうまい私ですが、人間的にはまだまだ未熟者のようです。冗談です(笑)どちらもまだまだ未熟だと自覚しています。

さて、マンガの話が出てきたので、もう一つ先日思ったことを書きます。
私は以前から、今の文明社会に疑問を感じています。知りたいことがあれば片手で済み、指一本で自宅にあらゆるものが届けられる。単に便利であることを否定しているわけではありません。しかし、今の社会は確実に人間の能力を超えていると思うのです。我慢や面倒くささは一見、不要で悪であるように思われますが、その過程で人間は心を整えることができます。一応断っておきますが、昭和のど根性理論のことを言っているのではありません。「落ち着き」を得ることができると思うのです。しかし、そのゆとりを超えた速さで結果が眼前に広がるので、私たちは考える余裕を与えられずに先へ進むことを余儀なくされます。下り坂が延々と続いているようなものです。足が勝手に先へ進むことを決められているのが今の社会ですから、ふと一息つく時ですら、体は前傾姿勢です。当然そんな社会ですから、ストレス社会になることは不可避です。
そんな私は、古い時代を舞台にしたマンガを読むといつも、この時代は面倒くさくて汗をかいていて人と人がつながっていていいなあと思います。そんなとき、ふと考えてみたのです。昔になかったもので今の時代にある、本当に必要なものは何か?と。携帯電話?PC?車?ドローン?…まさか。あれ?何もないやん!と思いましたがもうしばらく考えてみました。そして一つ見つけました。
「夢」です。「可能性」や「選択肢」とも換言できるかもしれません。
これは確かに大事なもので、昔は(時代によっては)大きく制限されていたものです。
今、私たちはほぼ無限の可能性を持っていて、かなえたいと思えばどんなことでもかなえられる時代に生きています。これは素晴らしいことです。そして今、改めて思うのは、可能性を縮めているのは、100%私たち自身のほうだということです。これはもう言い訳できません。私たちが決めて選択しているのですから。

私は先日生徒に、大人になればなるほど周りも認めざる得ない「言い訳」を手に入れてしまう、というような話をしました。そうなる前に自分の悪いところを直しておかないと、もう直す機会はなくなる、と。「大人の言い訳」は「大人」は聞き流します。友人や家族であれば、それでも厳しいことを言ってくれるでしょうが、そうでなければ、「そうか、大変やな」で終わりです。「仕方ない」と「直すべき」の区別が限りなくあいまいになっていくからです。それを判断するのは自分しかいなくなります。その自分の基準を甘くしたまま「大人」になれば、当然、基準の甘い大人になる可能性は高くなります。大人になってつまずくことはあまりにも代償が大きいうえに、きっと、「言い訳」や「愚痴」で固めて成長することなく次の世界へ移ろうとするでしょう。

せっかくこんなに素晴らしい時代に生きているのですから、自分の可能性を否定するようなことはしてほしくないなと思います。もちろん人にはそれぞれにペースがありますが、体調を崩さない程度の無理は、自分を広げるためには必要だと思っています。

さて、久しぶりのブログでした。書こうと思っていたことや近況などを書いているうちに長々と書いてしまいました。目は疲れていませんか?目薬はありますか?目をつむったまま上を向くと疲れが落ち着くようですよ。なんの根拠もありませんが。やってしまった人、すみません。あなたの1秒を無駄にしてしまいました。でもちょっとそんな気がしませんか…ってこんな話はもういいですね(笑)
私個人としてはまだまだ忙しい日々は続きそうです。世の中としてはコロナですね。少し落ち着いてきていますが、世界を見れば状況はまったく安心できるものではありません。どうか皆様、ご自愛ください。
では、今日はこの辺で失礼します。


sungrove

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