開塾45年 中学生専門 髙木学習塾

新規入会案内用に昨年度の進学実績と成績例を載せた資料を作成しました。入会を検討されている方はホームページ内の内容と同時に添付ファイルもご参考ください。(内容に違いはありませんが、資料のほうが、成績例や進学実績、費用など、より具体的に記しています。)

添付ファイル内の進学結果は、昨年度の当塾卒業生全員のものです。当塾は入塾テストを行わず、一人一人を大切にし、それぞれの力を伸ばしてあげて志望校を目指すということを目標としています。「上位校」だけではなく、全員の結果を掲載しているのはそのためです。昨年度も色とりどりの合格校が咲き誇りました。
季節柄、私は、毎年この進学実績を「花」に見立てて表現していますが、例えば桜には、「満開」だけでなく、「七分咲き」や「五分咲き」「葉桜」という表現もあり、それぞれに「途上」や「始まり」の美しさがあります。「満開」を迎える日が高校受験の日であるとは限りません。今回うまくいった者もそうでなかった者も、「高校受験」という経験を通して、今後の人生に役立つものを得たことと思います。それこそが私たちが3年間をかけて伝えたいことに他なりません。
この結果はすべて、これからも続く長い人生の「通過点」というわけです。偏差値の高い順に人生の価値が決まるかのような「上位校至上主義」的な風潮には違和感を覚えます。

とは言え、勉強はより早い時期からがんばらなければならないものです。より早く自分の目指すべき目標を持ち、長くしっかりと向き合わなければ、結果はついてこないものです。結果がすべてではありませんが、結果を掴み取ることが目標であり目的であることは忘れてはいけません。その一方で、じっくり時間をかけて勉強と向き合うという過程で、より多くのものを得てもらいたいと思っています。それらを、親や先生から言われて「知る」のではなく、自分の経験として「得て」もらいたいと思います。

最後に、この資料内にあるお気に入りの文言を書いて終わりにします。
「…受験校のちがいは、そういった3年間の努力の積み重ねとその深さによるところが大きいのです。いわゆる『上位校』に合格するために、何か特別な知識が必要とされるわけではありません。」

ごく普通の中学生が、当たり前に、当たり前なことを継続していけば結果はついてくるものです。入塾テストをせずとも、私たちはそのようにして45年間結果を出してきました。勉強は広さではなく深さこそが重要なのです。