開塾45年 中学生専門 髙木学習塾

こんにちは、井上です。90年代の名曲からタイトルをお借りしました(笑)
さて、依然として猛威を振るっている新型コロナウイルス。感染者や亡くなる方の数は止まることなく右肩上がりに増えています。
緊急事態宣言が再び出されることは今のところなさそうなので、各自がどれだけ注意できるかが重要なのだろうと思います。感染症の専門医がテレビで言っていましたが、近くで話すときにお互いにマスクさえしていれば、よっぽどのことがない限り口や鼻にウイルス入ってくることはないのだそうです。感染の大部分は手指からの感染。手指に付着したウイルスを、それに気づかずに目を触ったり食べ物を介して体内に入れてしまって感染する。だから、顔を触りたくなったり食べ物を食べる前にきちんと手を洗う、あるいは消毒する。それさえしていれば感染の可能性は大幅に下げられるとのことでした。
正しく恐れて正しく予防する。
当塾はこれからも3密を中心とした感染予防に努めていきますので、ご協力をお願いします。最近マスクを忘れてきたり、持ってきていてもしない生徒がちらほら見られます。私たちも注意しますが、ご家庭のほうでも改めて注意していただけたらと思います。

さて話は変わりますが、久しぶりにNHKのプロフェッショナルの話をしたいと思います。2週続けて東京オリンピックを目指すアスリートの話でした。
競泳の萩野公介選手と卓球の石川佳純選手。
詳細は省きますが、どちらも過去のオリンピックで偉大な成績を残した後、長い不調を経験し、そこからようやく立ち直りつつある、という話でした。
この2人の話から感じたことが2つあります。トップを目指す人は言い訳をしないということと、いつも自分自身と問答を繰り返しているということです。

まずは言い訳をしないことですが、例えばオリンピックなんかでも審判のミスジャッジなどで世間が騒ぐことがよくあります。当人もその意識はあると思いますが、一番初めにくるのは「相手に力が及ばなかった」という気持ちではないかと、今回番組を見て感じました。私たちとは見ている風景が違うのだと思います。本当に純粋に「勝つこと」を追い求めている彼らにとって、外部がもたらす要素はささいなことであって、結局は相手に負け、自分をさらに良くしなければならないという思いだけなのでしょう。「なにかができないこと」を外部に求める姿勢が言い訳を生みます。「時間がなかった」「自分は苦手だ」などは自分と向き合うことを避けた人から出てくる言葉です。彼らはそんなことは決して口にはしない、というよりそんな発想がないように思います。競技によりますが、ピークは10年前後。その厳しさを幼いころから自分に突きつけ続けたわずかな人がようやく立てる世界の舞台。しかし私たちはアスリートではありません。90年近い時間があります。もちろんテストや受験などには期限がありますが、人生という意味ではゆっくり成長する時間は与えられています。しかしなにも変えようとしなければ何年あっても変わりません。私たちにも少しは見習うことがありそうです。ちなみに石川選手の言葉ではありませんが、ナレーションで「変わらなければ、明日はない」という表現がありましたが、私は超凡人ですからそこまでの厳しさは持てていません(笑)「変わらなければ、明日がない」んですよ(笑)どんだけ厳しい世界で戦ってんねんって思いました。

次に自分自身との問答ですが、結果が出なくなるとその競技を好きかどうかという気持ちを再確認したり、負けたことに対して原因や理由を考えたり、うまくいかないときに自分を責めたり慰めたり。どちらの選手もその競技のことだったりよくなることだったりを考え続けていました。自問自答を繰り返して少しでも上を目指す。
私はよく生徒たちに自分の頭で考えることの大切さを伝えますが、本当に考えることは大切だと思います。考えることをやめたときから後退が始まります。良くしよう、変えなければ、と考え続ける。そして失敗を繰り返しながら行動する。その先にようやく結果があるのだと思います。なにもだいそれたことを考える必要はありません。「自分のここが悪かったなぁ直さなあかんなぁ」と思っていればいつか体は動きます。大切なのは他人や環境のせいにしないこと、そして自分と向き合うことです。

さて、夏休みも残り少し。異例の学年ですが、年代やコロナのせいにせず、できることを考えて行動してほしいと思います。
ちなみに私は休講のときに始めた新習慣をいまだに続けています。私も皆さんと同じように成長過程だと思っています（年齢は聞かないで 笑）。仕事でも人生でももっと成長したいとずっと考え少しずつでも行動するようにしています。そんな中、仕事や勉強の良さについて改めて気づいたことがあるのですが、それはまた次回覚えていたら書きます(笑)
今日はここで失礼します。