公立入試の出題範囲の見直し

2020.06.20 お知らせ


こんにちは、井上です。
みなさまご承知の通り、公立高校入試の出題範囲が見直されました。また、中止となったチャレンジテストに関しては、2年生の時のものを代用することが決まりました。私立高校に関しては「同様の措置を求める」としてまだ正式な発表はありませんが、おそらく足並みはそろえられるでしょうし、そうしなければならないと思います。(参考URL http://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/

私が3月ごろ予想したのと同じ流れになっていることに驚いています(自画自賛 笑)しかし、ひとつだけ予想と違った点があります。英語で除外された分野が「関係代名詞」ではなく「分詞の後置修飾」になった点です。何人かの3年生はこの意味がわかると思いますが、井上が関係代名詞を教えられるようになりましたよ!恩師のY先生より上手に教えます(笑)

関係代名詞が除外された場合、入試対策の教材をかなり作り替えないといけないな…困ったな…と思っていましたし、ちょっと除外しすぎになってしまうのではないかと懸念していましたが、さすがは教育のプロですね(私もですが…お恥ずかしい…)。分詞の後置修飾とは…!一本取られました。
私の感覚では、分詞の後置修飾は定着に3,4週間、関係代名詞との絡みで言えば4,5週間かかる分野です。ちょうどいい加減の除外範囲だと思います。この分野が除外されることで、長文がぐっと読みやすくなるという問題はありますが、先を見通せない今の状況を考えれば、許されるギリギリの判断ではないかと思います。(文面から私の興奮が漏れていませんか?この判断は本当にナイスな判断だと思って感動しています笑)第2波が来たときのその規模の大きさ次第でまた話は変わるかもしれませんが、現状ではこの判断が妥当だと思います。

だいたいの中学校では毎年この範囲を3週間ほどで終えています。私は常々もっと時間をかけてほしいと思っていたので、そういう意味でもこの教育庁の見解はナイスだと思います。同じようなことが3年生の「現在完了」にも言えます。当塾では、この環境を利用して、今年はじっくりと定着させるだけの時間をかけて教えられました。現在完了は生徒にとっては意外と時間のかかる単元です。夏休みや冬休みも削られ、入試の範囲も縮小されました。受験生のそういった「負担」を私たちが「恩恵」に変換してあげないといけないと思っています。

受験生本人からすると「何が恩恵やねん」と言われるかもしれませんが、その一環として、英語は今週から来週くらいにかけてまとめのテストを行っています。定期テストは範囲や日程が各中学校で異なるため、生徒を比較することが難しいですが、中間テストがなくなった今年は、全中学校が同じ条件・同じ範囲でテストすることが可能です。4月からの内容をいったん整理するためにもこれをうまく活用してほしいと思います。

ここからは個人的な話になりますが、私は入試説明会の資料の作成を終えてから、去年作った「中学英語完全版」という名の新しい教材の大幅な改訂作業をしています。今年の「完全版」はさらに使いやすくパワーアップしてみなさんにお届けできると思います。これは本当に自慢の教材です。今日それが終わる予定なので、それが終わり次第、普段の授業の教材の改訂、そして入試教材の改訂をしようかと思っています。目の前が見えないくらいやらなければならないことが山積みです(笑)(カラオケ行きたい…笑)

受験生の皆さんはいろんな不安や葛藤があると思いますが、周りの大人たちが、その不安を最小限にとどめるために、見えないところで頑張っています。不安や葛藤の位置を少し横にずらして、「しなければならない事」を真ん中に持ってきてください。そろそろその時期に来ています。私たち大人が、言わば通り道を作る道路工事のようなことをして待っています。頑張りましょう。ね!


sungrove

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