ちはやふる

2020.03.28 ブログ


こんにちは、井上です。
先日生徒から、「最近のブログはコロナのことばっかりや」との指摘を受けたので、このままではブログファンが減ってしまう!!ということで、今回だけはコロナのことは書かないようにします。約束します。絶対に書きません!(でも感染しないように気をつけてね。)

さて、タイトルにある『ちはやふる』というマンガを知っていますか?僕はアニメで見ていたのですが、先日第3期が最終回となり、軽いロスに陥っています。
今日はこのマンガの名シーンについてお話します。(今日はコロナも勉強も出てきません笑)

このマンガは、百人一首を使った競技かるたを題材にしていて、主役の女の子・千早がその女性最高位・クイーンを目指してかるたにのめり込んでいくところから始まります。そのきっかけになったのが、小学6年生のときに転校生してきた新(あらた)。新はおじいちゃんが過去に名人(男性最高位)であったこともあり、将来を嘱望される天才小学生。千早は幼なじみの太一を半ば強引にかるたの世界に引き込み、3人でいつかチームを作って全国大会に出場しようと意気込む。3人は地元のかるた会に通い始め、そこで原田先生の熱血指導を受ける。
その頃から、あるいはそれ以前から、太一と新は千早に想いを寄せ始める。

時は過ぎて3人は高校生になった。
新はおじいちゃんの実家である福井に引っ越した。太一は後ろ向きではあるけど、細々とかるたを続けていた。太一がかるたを続けた一番大きな理由は、新に勝って千早を振り向かせたいという想い。しかし新の才能はとどまることなく開花し続け、どんどん力をつけていく。千早も持ち前の感じの良さ(瞬時に音を聞き分ける耳の良さ)を武器にどんどん成長していく。太一はずば抜けた記憶力を武器になんとか2人に追いつこうとするが、いまひとつ成長しない。太一は学校の成績は常に学年トップ、スポーツもできてイケメン。でもかるただけは2人に追いつけないとあきらめかけていた。トップになれないのにやる意味は何なのか…と。

そんなときに再会した原田先生に、太一は想いをぶつける。
「分かってるんすよ俺は…俺は青春全部懸けたって新よりは強くなれない…。」
原田先生は、そんなふうに嘆く太一(=「まつげくん」)にこう返す。
「"青春全部懸けたって強くなれない"? まつげくん。懸けてからいいなさい。」
この言葉をきっかけに、太一は千早と共にかるた部を作り全国大会を目指す。

ある全国大会で準優勝に終わった太一たちの瑞沢(みずさわ)高校。
太一は「格上相手に準優勝。俺はよくやった。」と自分をごまかすように無理に笑顔を作ってチームメイトの方を見た。しかしチームメイトは我慢することなく悔しがって涙を流している。それを見て太一は、こぼれそうになる涙をなんとかこらえてこう強く思う。
「泣くな。俺はまだ泣いていいほど、懸けてない。悔しいだけでいい。」

やらずにあきらめる太一に対して「やってから言え」という原田先生、簡単に自分を許さない太一。どちらも心を打たれる名シーンです。

『ちはやふる』にはこういう名シーンがキリがないくらい出てきます。詳細は省きながら書きましたが、物語すべてが見どころで、登場人物すべてが本当にまっすぐで魅力的な素晴らしいマンガです。大人の私でも胸に刺さる、あるいは忘れていたような大切な気持ちに気づかせてくれるようなマンガです。

今は家にいる時間が長いと思うので(←どうしてかは書きませんが笑)、機会があればぜひ見てほしいマンガです。

それでは今日はこのへんで失礼します。


sungrove

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