勉強する意味1

2020.02.06 ブログ


こんにちは、井上です。
久しぶりのブログ更新になります。

突然ですが、みなさんは今どうして勉強をしているのですか?保護者の方はどうしてお子さんに勉強してもらいたいのですか?

今日はなぜ勉強しなければならないのか、について書こうと思います。
あくまでも私の見解ですが。

年末のことになりますが、旧友と食事する機会がありました。その友人は学生時代から勉強が嫌いでした。しかしそれは単なる「勉強嫌い」ではなく、意味もなくする勉強が嫌いだっただけでした。例えば数学がいかに生きる上で重要であるかを知れば熱心に数学を勉強したし、英語を学ぶ意味を実感すれば、それ以外の反抗的な態度が嘘であるかのように、先生の言うことをしっかりと吸収していました。
そんな彼はその後、関東の国立大学に進み、今では大手の企業で研究開発を行っています。
そして彼には娘が一人います。娘の勉強について尋ねると、彼はこう言いました、
「点数なんて何点でもいい。わからない問題があったとして、その問題をどう解くか。本を調べる?ノートに書き出す?インターネット? 勉強においては結果よりもその過程のほうが大切だと思う。それは社会人になっても通用する。 解くための方法としていくつ選択肢を持っているか、勉強をきちんとすればその武器が増えていく。それに気づいてほしいから勉強してほしい」と。

私にとって勉強の第一の意味は、自分の限界を知るためのものだと思っています。こんなに自分を知れるものは他にないと断言できます。学校の勉強にはありとあらゆる要素が含まれています。副教科の多彩さもさることながら、主要五教科だけを見ても、暗記、ひらめき、知識、想像力、我慢強さ、論理的思考力など、必要な要素は多岐にわたっています。その中で、自分に得意なもの・苦手なものがあると思います。しかしそれくらいでは「個性」だとは言えません。せいぜい「性格」止まりです。
ここで終わらないでください。
得意・苦手関係なくやり続けてください。やり切ってください。
すると、苦手と思っていたのに、ゴールにたどり着けるものが出てきます。得意だと思っていても、意外とすぐに伸びなくなったりするものもあります。やり続ければたどり着けるゴールもあれば、残念ながら、やり続けてもたどり着けないゴールもあるでしょう。それが「個性」です。そこまでやり切って、初めて「あなたがどういう人間か」がわかるのです。

(「勉強する意味2」につづく)


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