開塾45年 中学生専門 髙木学習塾

こんにちは、井上です。

世間では10連休に入ったところも多いと思います。当塾は4/29(月)〜5/5(日)の１週間がお休みとなります。

連休が明ければまもなく中間テストです。（今年は連休の兼ね合いからか、1学期は期末テストのみを行う中学校もあるようです）

それを見据えて各教室、各学年、一人一人を見ながら授業を進めています。

今年でまる20年この仕事に携わってきたことになりますが、振り返ると、方法や技術に違いはあれど、生徒を大切にするという想いは一貫しています。それは卒業した生徒ならわかってもらえると思います。

そして一方、20年間変わらず試行錯誤の日々です。マニュアル化して毎年同じことを繰り返すことができればこんなに楽なことはありません。それでも毎年当塾に来てくれる生徒は一人一人が異なり、成長速度もそれぞれに違います。その生徒一人一人に合った授業を行うには、マニュアル化など到底できそうもありません。

それをすると必ずこぼれ落ちる生徒が出てきてしまうからです。

私たちはそこの部分にこだわります。可能な限りすべての生徒を大切に前に進んでいく。そうでなければ私はこの仕事に魅力はないと思います。いつかAIに取って代わられるでしょう。

「こぼれ落ちる」と言うと、勉強が苦手な生徒の話だと思われる方もいるかもしれません。一見するとなんの問題もない生徒にも、本人や保護者でも気づかないような悪い癖を持っていたりします。それを無理なく良い方向に正していくことも私たちの仕事の一つです。

今年卒業した生徒に、最後の授業でこんな話をしました。「勉強、人間関係はこれからも続きます。『自分のやり方』で行き詰まったとき、簡単に他人を責めることはしないでください。問題はほとんどが自分の側から起こっています。その視点を放棄したときにあなたの成長は止まります」

私たちは高校受験を通してその生徒が成長することを望みます。受験に失敗したなら、次は自分の何を変えればいいだろうかと次に繋がる視点を持ってもらいたいのです。他人を責めることは楽で心地いいですが、成長を止めることになります。

数字の圧倒的なインパクトは確かに目立ちます。しかし、世間的にはあまり目立たない、このような地道な教育が、少しでも生徒や保護者の方々に伝わればと思っています。

さて、明日の授業が終われば当塾も連休に入ります。今年のゴールデンウィークは単なる「連休」ではなく、時代の転換という意味も含みます。

平成から令和へ。

変えなければならないこと。

変えてはいけないこと。

さてどんな時代になるのでしょうか。